法人を設立するときに、機関を置く必要がありますが、主婦や学生が起業するといった場合、言葉の壁にぶつかることがあります。
ここで、人の役割について整理しておきます。

社員

総会を構成するメンバーで、総会において重要な事項の決定、決算承認や役員選任、を行います。
従業員をさす会社員とは異なります。
社団法人を設立するためには、社員が2人以上必要です。

役員

理事、監事をまとめた言葉

理事・理事会

法人の業務を執行します。代表者として経営者の役割を担うため、必ず必要な存在です。
理事が2人以上いる場合、理事の過半数で決定します。
理事が3人以上いる場合、理事会を設置することができます。
理事会を設置すると、理事の中から代表理事を選び、代表理事が業務執行を行います。他の理事は理事会での意思決定のメンバーとなり、代表権は持ちません。
理事は法人と職務につき第三者に損害を与えた場合、損害賠償責任を負います。
理事の任期は2年以内となっています。

監事

理事または理事会が適正に業務を行っているかと財産状況を監査します。
理事会に出席義務があります。
理事と違い、必ず設置する必要はありません。監事がいない場合は複数の理事がいれば互いに、または総会が監査を担います。
ただし、①理事会を設置した場合、②会計監査人を設置した場合、③貸借対照表の負債の合計額が200億円以上の大規模法人の場合、には必ず監事を設置しなければなりません。
監事の任期は4年以内ですが、定款で理事と同じ2年まで短縮することができます。

会計監査人

会計書類を監査します。
公認会計士または監査法人でなければなりません。
貸借対照表の負債の合計額が200億円以上の大規模法人の場合、必ず設置しなければなりません。
会計監査人の任期は1年以内となっています。

機関のパターン

  1. 総会+理事・・・最低構成人数2人
  2. 総会+理事+監事・・・最低構成人数2人
  3. 総会+理事+監事+会計監査人・・・最低構成人数3人
  4. 総会+理事+理事会+監事・・・最低構成人数4人
  5. 総会+理事+理事会+監事+会計監査人・・・最低構成人数5人

公益社団法人になるには、パターン4または5にする必要があります。